
正座をするとどうしても痺れてしまいます。痺れすぎて立つときにこけそうになります。
長時間正座をしてもしびれない方法や、痺れてしまったときの対処法を教えてください。
こういった悩みにお応えします。
Contents
正座をしても痺れないコツ

正座で足が痺れるのは、神経と血管が圧迫され、血流が悪くなったり神経の働きが妨げられるからです。
足が痺れない座り方をまとめました。
背筋を伸ばして重心を前に置いて座る
背筋をできるだけ伸ばして座ることによって体重を足にかけすぎないようにします。また、重心を膝のほうにのせることによって足の負担を軽減します。お尻とかかとの間に紙一枚はさむように意識しましょう。
足の親指を重ねて、かかとにお尻をのせない
足の親指を重ねて座ります。親指は左右どちらが上でもかまいません。そしてかかとを大きく開き、お尻がかかとに乗らないように座ります。このとき、重ねた親指にお尻がのるようにします。
膝頭を少しあける
男性ならばこぶし一つ分、女性はこぶし半分ほど膝と膝のあいだを開けましょう。女性は短いスカートなどの場合は開けすぎに注意しましょう。
締め付ける服は着ない
ジーパンや締めつけのきついズボンは神経をさらに圧迫するため避けましょう。スカートを履く場合は短すぎると、下着が見えてしまう可能性があるので気を付けましょう。
タオルをはさむ
正座をする前に厚めのタオルや数枚のハンカチを膝にはさむと圧迫が減って痺れにくくなります。
痺れたときの対処法

痺れないように気をつけていても長い時間正座をすると痺れることがあります。そんなときの対処法を紹介します。
足の親指の上下を入れ替える
重ねていた親指の上下を入れ替えると少し痺れがやわらぎます。
足首をたてる
両方の足首をたてて足の負担を減らします。少し座高は高くなりますが、正面からは正座の形なのでばれにくく、痺れを解消することができます。
重心を片方ずつ変える
痺れてきたら左右どちらかの足に体重をのせ、片方の足を休めます。左右交互に行うことで、痺れを軽減することができます。
立つ前に足首を重ねる
立つ前に足首同士をクロスさせます。足の上下を入れ替えて、それぞれ30秒ずつ経ってから、立ち上がることで痺れを一気に解消することができます。また、足の指を曲げ伸ばしする方法も有効的です。
持ち運びができる正座椅子

長時間正座をする機会が多い方や、足腰があまり強くないという方は、
持ち運びができる正座椅子を購入してみてもいいかもしれません。
安いものだと、だいたい1500円程度で、手に入ります。年配のご両親にプレゼントされる方も多いようです。

長時間の正座をして足がしびれてしまったら、無理して立とうとするのはやめましょう。
こけて骨折してしまった人もいます。
「しびれない方法」と「しびれた時の対処法」をしっかりと頭にいれて実践してみてくださいね。